事例紹介導入企業から成功の声

第一生命保険株式会社

変革し続ける企業であるために ~創造性に着目した新たな新卒採用ツールの導入~第一生命保険株式会社 人事部採用グループ 長屋晶子 様、山内一将 様

2019年より、同社の基幹職への応募者の一部に対し、より多面的な評価を行うためにオンラインアセスメント 「デザイン思考テスト」を2年連続で実施。挑戦と変革に取り組む企業として、より創造性の高い人財の採用を実 現するため、「デザイン思考テスト」のスコアを新たな採用指標として取り入れた上で選考活動を実施。本取組をリードした人事部採用グループの長屋様、山内様にお話を伺いました。

プロジェクト概要Outline
実施内容
基幹職として入社を希望する応募者のうち、WEB適性検査の合格者を対象とし て「デザイン思考テスト」を実施し、応募者の能力や資質をより多面的に評価す る仕組みを新たに構築。
実施期間
2019年度から2年連続で実施。
実施背景Background

変化の激しい事業環境の中で持続的に成長し続ける企業であるために、自ら発想し、挑 戦できる人財の採用を目指すとともに、従来のWEB適性検査や面接では見抜ききれな い能力や資質を評価するため、応募者一人ひとりの創造性を可視化できるデザイン思考 テストを導入。

実施結果Action

・創造性の高さを強みとする複数名の応募者を採用 ・従来の選考プロセスでは採用できないタイプの応募者を採用

ーなぜ「デザイン思考テスト」を導入しようと思ったのですか?

AIやIoTなどテクノロジーの進化をはじめとして、医療技術の変化、Society5.0など事業を取り巻く環境変化がより激しさを増しています。そういった状況に対応するため、求める人財像を改めて見直すこととなりました。第一生命グループ全体として持続的な成長を続けるためには、変化を受け入れるのではなく、変化をリードしていく人財、つまり柔軟な発想や挑戦ができる人財をより多く採用していく必要があると考えました。一方、限られた時間の中で、従来のWEB適性検査や面接だけでは応募者一人ひとりが「新たな発想ができる人財なのか」「創造性を有した人財なのか」といった点を十分に見極められていないとの課題感がありました。そんな時に「創造性をアルゴリズムで可視化できる」という「デザイン思考テスト」に出会い、応募者一人ひとりの魅力をより多面的に評価するため、新たな採用ツールとして導入することを決めました。

ー実際の導入プロセスを教えてください。

2019年度から導入し、基幹職として入社を希望する学生のうち、WEB適性検査の合格者を対象としてオンラインでのアセスメントを実施しました。「テスト」といっても、その点数で直接的に判断するわけではなく、今までのWEB適性検査や面接で見抜けなかった創造性の高さを加点評価として加える形式で導入しました。新たに始めた取組みでしたが、実施は非常にスムーズでした。

ー実施した結果はいかがでしたか?

総合的な評価の中で、特に創造性の高さに着目した結果、採用に至った応募者が複数名いました。もちろん他の採用基準もクリアしている方々なのですが、通常の選考プロセスで採用となった応募者とは異なる魅力を持っており、今までの選考プロセスではなかなか出会えない方々だと思っています。まだ入社されたばかりなので、肌感覚になりますが、創造性が高いとされる方は「ゼロからウェブサイトを構築する」「戦略を練った上でスポーツに取り組む」など自ら創り出すことを日常的に行っていた方々が多いという印象でした。また、従来のWEB適性検査との相関や文理の傾向などはほとんど見えず、「デザイン思考テスト」の独自性を感じました。実際に創造性の高い方々が今後どう活躍していくのかを見ながら、人の目とアルゴリズム、どちらが有効かという答え合わせを将来的にはしていきたいと考えています。また、受検者全体の結果を分析したところ、一般的な受検者と比べても相対的にスコアが高い応募者が多く、イノベーティブな人財を求めているというメッセージに対し、そういった方々が集まってくれているのかもしれないという示唆を得る事もできました。

ー通常の採用手法と比ベていかがですか?

「デザイン思考テスト」を導入しているという事自体が、第一生命グループが新たに挑戦することやイノベーティブであることを重要視しているという暗黙のメッセージとして応募者の方々に伝えられたことは良かったと思っています。一方、選考プロセスを新たに増やすことにより、それによって以降の選考に進めなくなるのではないかと捉えられないように伝え方は工夫する必要があると思いました。「デザイン思考テスト」は、人の目でわからないものが見える点が大きな魅力なので、今後は何らかの傾向値や先行指標などが見えてくるとさらに良いと感じています。

ー今後、新卒採用を通じて目指したい世界をお聞かせください。

人間とは本当に複雑で、画一的に見ることができない存在だと思っています。今まで可視化して見ることが難しかった創造性という魅力に着目し、その結果、第一生命グループに入社した方々がでてきたことは大きな成果の一つだと思っています。ただ、今回の取組みはあくまで始まりであり、この採用が意図した成果に繋がっているかどうかは、入社した方々の活躍を見守りながら長期的に答え合わせをしていく必要があると考えています。社員の中には異動して働く環境が変わっていく過程で活躍するケースもあるため、10年スパンでその方々の活躍度合いや傾向を分析し、人の目とアルゴリズムそれぞれの強み・弱みを理解しながらより最適な採用手法を見出し、第一生命グループの成長に繋げていきたいと考えています。

【事例集】優秀な人材を見極めるための新しい採用手法

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