事例紹介導入企業から成功の声

株式会社小学館

面接官の優れた目利きをアルゴリズムで再現ー「デザイン思考テスト」の導入で、コンテンツづくりに不可欠な「創造力の客観評価」に成功株式会社小学館 総務局 人事・人材課 加藤 洋平様

株式会社小学館では、以前よりコンテンツメーカーとして「新しい価値を提供出来る」という点を重視し、新卒採用を行っていました。定量的な評価が難しい素質を見抜くプロセスに、より客観的な指標を取り入れるため「デザイン思考テスト」を導入。本取組みをリードされた、総務局 人事・人材課 加藤洋平様にお話を伺いました。

プロジェクト概要Outline
実施内容
出版社で働くうえで必要な一要素である「創造性」を評価するため、選考過程に「デザイン思考テスト」を導入
実施期間
2020年4月
実施背景Background

新しいものの見方・視点が求められる出版業界において元来重視していた「創造力」を、面接官の感覚的な目利きのみでなく、客観的・定量的に評価することを目指しデザイン思考テストを導入

実施結果Action

・デザイン思考テストの定量的な結果を用い、面接官の目利きと一致した就活生が内定 ・デザイン思考テストのスコアを採用工程に導入することにより大幅な採用工数削減

今まで面接官の目利きに頼っていた創造力に秀でた学生の評価を、より客観的に行う手法としてデザイン思考テストを導入

ー今回デザイン思考テストを導入された際の課題感を教えてください。

コンテンツメーカーである小学館においては、フィクションやノンフィクションに関わらず、これまでに無い視点や考え方をもって「0→1」を生み出し、新しい価値を提供する力が不可欠です。採用に関しても、その仕事を担うことのできる人材かどうかという点は重要なファクターのひとつでした。今までは、その過程を面接官の感覚に頼っていました。その手法でも、自社にあった人材が採用出来ている肌感覚はあったものの、より客観的にその素養を測る方法はないかと考えていた際に「デザイン思考テスト」を知り、導入に至りました。

ー具体的にどのように実施されたのですか?

通常はエントリーシート選考の後、筆記試験や面接を実施しますが、その間に挟み込む形で全員にデザイン思考テストをオンラインで受けて頂きました。

ー実施した結果はいかがでしたか?

デザイン思考テストで選抜された人材が、従来小学館が採用している人材と一定程度同じ傾向があるという印象でした。今まで、自社の面接官が“人の目”で評価していた要素が、定量的に出されたスコアに追認されたことは、今後の採用にとっても非常に意味があります。また、面接官には具体的なスコアは共有せず面接などのプロセスを実施しましたが、最終的に内定した方は、全員デザイン思考テストの全受験者の上位25%に位置していました。

面接等で評価されていた人材と、デザイン思考テストの定量的な結果に、相関が見えた

ー従来の母集団外の人材に出会える事に価値を感じる企業様もいますがその点はいかがですか?

業界・企業の特性かもしれませんが、元々採用する人材には創造力を求めており、新しいタイプの就活生に出会えるというよりは、元来面接などで評価されていた人材と、デザイン思考テストの定量的な結果に相関が見えたことに価値を感じています。

ー効率の観点ではいかがでしたか?

デザイン思考テストを採用のプロセスに入れることにより、評価に投入していた人的リソースの置き換えが出来、効率化されたと思います。社内の様々な部署を巻き込む必要があったので、その調整などを含めてかなり多くの時間・作業が削減できました。

ー全体を通じてお気づきの点があれば教えてください。

創造力が重要ということは様々な業界で言われていますが、小学館では編集・営業にかかわらずその比重は大きいです。さらに言うと、企画や原稿を判断する、評価力も非常に重要です。これまでの選考手法には、作文や発想問題など、創造力を測るものはありましたが、評価力を測ることにはハードルがありました。デザイン思考テストではどちらも測れるという点も魅力的でした。デザイン思考テストの評価セッションでは、受験者が評価をした回答が多くの人の共感を得ることが高スコアに繋がりますが、正にそれは出版社社員が読者やユーザーの目線に立って日々行っている仕事であるわけです。

ー今後採用を通じて、御社が目指す方向性教えてください。

これまで出版業界では「コンテンツづくり」ができる力が求められていました。最近では、紙の本の中で何かを新しいことをする、紙をデジタルにする、という以上に新規事業やコンテンツを別の形にするなど、ビジネスの幅も広がり「紙の本・雑誌をつくる」という出版という言葉の定義自体も変わってきています。紙の本の中でものづくりをする創造力から、その枠組みを超えた新時代の創造力を発揮できる人材が活躍できる企業として、世の中に価値を提供し続けていければと思います。

【事例集】優秀な人材を見極めるための新しい採用手法

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