事例紹介導入企業から成功の声

株式会社レイヤーズ・コンサルティング

VUCA時代に活躍できる経営コンサルタントの発掘を目指して株式会社レイヤーズ・コンサルティング  採用戦略室長 前田芳輝様

株式会社レイヤーズ・コンサルティングでは、コンサルタントの新卒採用において、従来可視化出来なかった課題発見・解決力(デザイン思考力)を測定する手立てとして「デザイン思考テスト」の導入を決定。採用戦略室長の前田様より、同社の”求める人材像”とともに、本アセスメントの導入理由や今後の方向性について伺いました

プロジェクト概要Outline
実施内容
新卒採用選考における「デザイン思考テスト」の実施、およびデザイン思考ワークショップの開催
実施期間
2021年1月〜2021年5月、2022年1月〜2022年5月の全2回
実施背景Background

経営コンサルタントにおいて求められる要素のひとつである「デザイン思考力」の定量的指標を模索する中、コロナ禍における採用選考のオンライン化がきっかけとなり導入を決定

実施結果Action

・任意参加にも関わらず、実験的導入となった初年度(2021年)から800名を超える多くの学生が受検 ・本格導入となった2年目(2022年)では、受検者数のさらなる増加を目的として、デザイン思考ワークショップを実施し、デザイン思考についての理解促進を企図した結果、受検者数が前年の約2倍に増加 ・「デザイン思考テスト」スコアは、初年度年俸査定の指標の1つとしても活用(同社は新卒採用において初任給(初任年俸)を全員一律の金額ではなく、選考成績によって個別に提示している)

コンサルタントに求められる「デザイン思考力」の測定にアセスメントを導入 論理的思考で測定できない、解を設定できる人材の発掘へ

–デザイン思考テスト導入時の課題感をお教えください。

コロナ禍で選考プロセスを急遽オンラインへの切り替えが必要となり、対面での選考と品質を落とさないような選考プロセスを模索していました。特に論理的思考に関しては、我々自身がオリジナルでテストを用意するほど重要視していましたし、能力検査・適性検査についてもオンライン受検となればカンニング問題も蔑ろにできない観点です。不正が発生しにくく、かつコンサルタントとして求められるスキルを適切に測ることができるものがないかと様々検討していたところ、「デザイン思考テスト」(以下、本テスト)に出会いました。コンサルの世界では、もとよりデザイン思考力の重要性は謳われていたものの、個人がどの程度その素養を有しているのかを可視化する手段がありませんでした。そのような中、コロナ禍における選考のオンライン化がきっかけとなり、本テストの導入を決定しました。

–どのような人材を獲得したいとお考えでしょうか?

レイヤーズが提供するコンサルティングサービスでは、お客様の経営改革や業務改革をサポートする中で、ベースとなる論理的思考はもちろんのこと、共に答えを模索する力が必要不可欠です。一般にコンサルタントには論理性が求められると言われている一方、論理的思考を突き詰めすぎると、課題が多種多様であるにもかかわらず、コンサルの出す答えはみな同じような帰着となってしまいがちです。レイヤーズは、大手ファームにありがちな金太郎飴的なコンサルテーションを提供するのではなく、物事を正しくとらえ、クライアント起点で自由度高く発想していくことを原点とし、その過程で論理的に議論を進めていくことができる人材が必要だと考えています。ところが自由な発想やアイディアといったデザイン思考力の計測は、抽象的な分野のためこれまで発展途上であり属人的な測定に頼るものがほとんどでした。本テストはこれまでの属人的な計測から定量的な計測を可能とする本格的なテストであると私たちは認識しており、レイヤーズの求める人材の採用にもミートするものだと考えています。

–具体的に、どのような形で実施されましたか?

昨年度の新卒採用から導入しましたが、あくまでも任意参加の位置付けで導入しました。そのため、全員が対象者ではありませんが、昨年度は800名以上、本年度も任意で1,600名以上の方が受検してくださいました。タイミングとしては、エントリーから二次面接までのフローのいずれかで受検、他社で受けた場合は保持しているスコアを提出いただきました。

–実施した結果はいかがでしたか?

これまで潜在的な要素だった能力を掘り出せるようになったことは大きなメリットです。現在は導入初期段階であるため、入社後の成果との相関性は、今後中長期で確認した上で、加点評価への適用やプロジェクトアサインなどに活かしていきたいと考えています。 ただ、学生のみなさんの関心は高く、昨年度は問い合わせも多数いただきました。それを受けて今年度はワークショップを開催したのですが、来年度以降ももっと多くの学生の方々に興味をもっていただきたいですし、それをきっかけに従来コンサルティング業界に興味をお持ちでなかった学生の方にもコンサル業界やレイヤーズに興味を持っていただけると嬉しく思います。

–今後どのような構想をお持ちですか?

今後、本テストが知る人ぞ知るといった一部の人にだけではなく、もっと広がりを持ち、それこそTOEIC等のように共通指標化していくと良いなと思います。高いデザイン思考力を持った学生があちらこちらでの企業でイノベーションを起こし、その結果、デザイン思考力とその重要性が社会に認識・浸透してほしいと願っています。レイヤーズにおいても、日本の経済を強くし、世界に対してさらに光を放っていけるよう、人材発掘・育成をしながら、力強く日本企業を応援し、貢献していきたいと考えています。

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