事例紹介導入企業から成功の声

株式会社藤崎

「クリエイティブ人材」の惹きつけ、見極めに。多方面で効果を実感 ―デザイン思考テストの結果を自己PRシートや面接でも有効活用 株式会社藤崎 人事部 人事キャリア担当 アシスタントチームマネージャー 高橋 由佳様

ES提出した約100名を対象に二次選考でDXクラウドを導入。自由記述のPRシートとデザイン思考テストスコアで複合評価し、従来の書類選考や面接では見落としていたかもしれないタイプの学生の採用を実現。 株式会社藤崎では従来の百貨店での活躍人材だけではなく、将来の企業成長を担う若手社員の人材像を再定義し、採用広報および選考プロセスでも一貫したメッセージを掲げ、クリエイティブ人材の採用に成功。人事部 人事キャリア担当の高橋様に、DXクラウド導入の効果とその結果を詳しく伺いました。

プロジェクト概要Outline
実施内容
エントリーシート通過後、二次選考で全候補者へ向けて「デザイン思考テスト」を実施
実施期間
2022年 23卒採用選考時
実施背景Background

新卒採用・本選考における求める人材像の変化

実施結果Action

・二次選考における評価に活用。デザイン思考テストの定量スコアを自己PRシートの分析と合わせて複合的な判断に利用  ・役員面接に向けて人事から学生に、スコアを元にしたより根拠のある具体的なアドバイスを行うことが実現・アセスメントの導入を採用PRで活用したことにより応募者の男女比率に変化が増加

これまでにない人材獲得に向けて踏み切った1年、「デザイン思考テスト」が大きなきっかけに ー結果スコアが入社後の活躍イメージにも繋がり、採用の自信へ

–導入時の課題感を教えてください。

22卒採用の選考時、人事側と役員の理想の人物像にズレを感じ、擦り合わせたことがきっかけでした。当社は小売業ということもあり、ホスピタリティやコミュニケーション能力をベース要件にあげていたのですが、10年先の将来を担う必要人材を再定義したところ、これまでとは異なる特色を持った方にジョインしてもらうのが良いのではないかと仮説を立てました。

活躍する人材の分析も進める中で、自ら課題解決に導き、従来の見方に捉われない人材を”クリエイティブ人材”と定義付けて選考を進めました。そんな時ちょうど「デザイン思考テスト(以下本テスト)」の「クリエイティブ人材を発見するために」とのキャッチコピー を発見して問い合わせ、導入へ踏み切りました。

営業担当の方にクリエイティブ人材の要件や見極めの視点など、細かく相談に乗っていただき大変参考になりました。

–印象的なエピソードを教えてください。

2022年冬に実施したインターンで、一人の優秀な学生さんがいました。他の参加者よりも1歳年下の2年生であるにも関わらず、グループディスカッションでの発想レベルが高く、質問の切り口や視点、内容が的確でした。

その学生から「御社はデザイン思考テストを実施されていますでしょうか?実は私、スコアがSSランクなんです!」と。高スコアを保持する学生の能力を目の当たりにし、大変驚きました。

クリエイティビティを生かして仕事をしたいと思っている学生にとっては、本テストを導入していること自体が、企業PRになるのだと実感した瞬間でした。このような学生に出会えるかもしれないと感じたことは、導入動機として大きかったです。

–テストはどのような形で実施しましたか。

二次選考で導入しました。エントリーシートを通過した方全員に受検いただきスコアの定量面と、自己PRシートの創意工夫された定性面の評価の二軸で選考を実施。

これまでにない特性を持った方を採用するという強い意思のもと、印象に引っ張られずクリエイティブ面を重要視できるよう、あえて面接は二次選考後に持ってくる形としました。

–実施した結果はいかがでしたか?

この二軸の評価の組み合わせ自体がすごく良かったと感じています。個性や興味の方向性、表現力がわかる自己PRシートは、文字通り「自由」なため、主観的な視点で見がちで判断が難しい側面がありますが、スコアの定量的根拠でグルーピングをすることで選考がスムーズに。

もう一点良かったことは、二次選考後の個別の人事面談で細やかなフォローができたこと。次の役員面接に向けてスコアやファクトの根拠をもってアドバイスすることができました。

結果、最終選考に残っているメンバーの質が良いと、役員からも高い評価が得られました。スコアと合わせた選考結果を元に全体の配属バランスも調整でき、入社後の活躍イメージが持てたことは、採用への自信にも繋がりました。

–今後どのような構想をお持ちですか?

藤崎という企業がクリエイティブであり続けるために、新卒採用が変わる大きなきっかけになりました。現在、来年度に向けてインターンシップも始まっていますが、この「クリエイティブ」という言葉がすでに私たち採用チームの支柱にあり、学生へのPR要素としても押し出しています。

その結果、現時点で過去には出会えなかった層の学生が集まっています。業界特性上応募者の男女比に偏りがありましたが、そこにも変化が起きています。藤崎の向かう方向性の足並みを揃えながら、さらに企業として前進できるよう、本テストとともにクリエイティブ人材の採用にチャレンジし続けていきたいです。

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