事例紹介導入企業から成功の声

日鉄興和不動産株式会社

新卒採用における「価値創造人材」の見極めと自社魅力付けに成果を実感日鉄興和不動産株式会社 人事部人事グループ 統括マネージャー 宇津木 雄一様

同社は2012年にみずほ銀行系の興和不動産(株)と日本製鐵の(株)新日鉄都市開発との経営統合により発足した総合不動産デベロッパー。企業理念である「人と向き合い、街をつくる。」に共感し、社会・事業環境の変化にも柔軟に対応できるポテンシャルの高い人材を発掘するため、新卒採用において「デザイン思考テスト」と「価値創造ワークショップ」を導入。インターンと本選考における成果を、人事部人事グループで統括マネージャーの宇津木様に詳しく伺いました。

プロジェクト概要Outline
実施内容
2023新卒採用から約60名を選抜したインターンプログラムとして、価値創造ワークショップの導入により新たな自社魅力付けと学生素養を見極めることに成功。インターン及び本選考における多くの応募者を効果的に見極め判断する定量指標として活用。
実施期間
①2021年11月ー2022年2月 インターン期 ②2021年3月ー4月 本選考期 *2022年度も利用継続中
実施背景Background

マーケット内での差別化商品強化や社会環境の変化から、新しいものを掛け合わせ生み出せる「価値創造人材」を求める人材像として設定。そういった人材を見極めて惹きつけるプログラムや選抜プロセスにおいてわかりやすい変化としての指標を求めていた。採用プロセスにおいて5Daysインターンのコンテンツのブラッシュアップを図ることも同時に実行したかった。

実施結果Action

従来基準だけでは判断しきれなかった人材の引き上げや新たな判断軸として、合理的に活用することができた。従来のバランス型人材だけではなく、創造性が突き抜けるような将来の魅力を感じさせる学生(価値創造人材)の発掘に繋がった。

2023新卒採用から約60名を選抜したインターンプログラムとして、価値創造ワークショップの導入により、新たな自社魅力付けと学生素養を見極めることに成功。 インターン及び本選考における多くの応募者を効果的に見極め判断する定量指標として活用。

自社の武器である”マーケットイン発想”を、より強みとして確立するためー新卒採用で、未来を切り拓く新しい素養を見極める

–導入時の課題をお教えください。

宇津木:はい、大きく2つありました。1つ目は、経営統合して10年が経過しましたが、企業ステージが右肩上がりで進展したことや、最近では新型コロナの影響もあり採用をオンライン化したことで多くの学生からエントリーいただけるようになり、より一層に多角的な観点からの見極めが必要になった点です。2つ目は、社会情勢の変化や不動産業界がこれから直面する大きなパラダイムシフトに立ち向かっていくために、自ら未来を切り開き価値を生み出せる能力を持った学生を採用することの重要性を感じていました。

新たな指標で採用ターゲットの広がりを実感

–導入までの経緯を教えてください

宇津木:当社は“プロダクトアウト”ではなく“マーケットイン”の発想が強みであると考えています。この部分を新卒採用からも強化していく必要があると考え「マーケットインの発想で顧客ニーズを的確に捉え、自ら課題を発見して新しいビジネスに繋げられる人材:価値創造人材」を経営会議で定義しました。こうした人材を見極める一つの材料として「DXクラウド:デザイン思考テスト」に出会ったことがきっかけとなり、まさにこれだと意見が一致し、導入が決定しました。

–具体的な活用方法を教えてください

宇津木:従来は、インターン・本採用ともにエントリーシートと適性検査(SPI)が募集の入り口でしたが、この通過者に対して「デザイン思考テスト」を実施しました。初年度は、これ迄、採用ボーダーラインと判断していた学生を新しい視点で評価できたことや、採用チームもその視点を持って採用活動に臨めたりと、ターゲットを着実に広げる成果を得ることができました。

価値創造力を強みに挑戦する人材育成、採用に向けて

–どのような変化を実感していますでしょうか?

宇津木:これ迄の採用手法と比べて大きく感じている変化は、選考判断軸が増えたことで検討工数が効率的になったこと。また、採用担当の主観が含まれていた可能性のある見極めが「デザイン思考テスト」を導入したことにより、学生の価値創造力を合理的な指標に基づいて判断できていることだと思います。

–今後目指していく未来は?

宇津木:今後は新卒採用だけに限らず、様々な人材育成のシーンでも活用を検討したいと考えています。 当社は、社員数500人程度で総合不動産デベロッパーとしてはコンパクトな規模ですが、だからこそ「オールインワン」で各社員が大きな裁量を持って取り組んでいることが大きな強みです。社会課題や顧客ニーズが変化していく中でも、こうした体制だからこそ常にマーケットインの発想で応えることができていると感じています。これからの社会環境変化を鑑みると「Size is not Everything」の精神も重要になると思いますし、決して規模を追うことだけを全てとはせずに、より一つ一つの街づくりに対して、発想力、価値創造力を強みに、挑戦する。この姿勢で採用や人材育成にも取り組みながら、企業理念である「人と向き合い、街をつくる。」を体現することに近づけたらと思っています。

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