事例紹介導入企業から成功の声

(株)ジェイアール東日本企画

デザイン思考テストで探る、創造力と共感力の融合 新たな人材獲得に向けた広告業界の革新的な取り組み 株式会社ジェイアール東日本企画 総務局人事部 東出 夏海様

東日本旅客鉄道株式会社の初の戦略子会社として誕生した総合広告会社・株式会社ジェイアール東日本企画では、次世代で活躍する新規人材の獲得を目指し「デザイン思考テスト」を導入。夏季・冬季インターンシップにおいて、採用業務の効率化・質の高い学生の採用成功の両軸で効果を実感していただきました。人事部で本導入を担われた東出様に、導入の狙いや感想を詳しくお伺いしました。

プロジェクト概要Outline
実施内容
24年卒採用のための夏季・冬季インターンシップ(各回約30〜40名受入/回の選考)への導入
実施期間
①2022年春頃 社内でのトライアル実施②2022年6〜7月 夏のインターンシップ選考での導入③2022年11月以降 結果を受けて、冬のインターンシップ以降での導入も決定・継続実施中
実施背景Background

広告会社の事業モデルにおいて他業界との差異が薄れ、新規事業発想が益々求められる中、インターンシップにおける選考での変革の一手として「デザイン思考テスト」を導入

実施結果Action

・インターン選考業務の工数を削減し、客観的な視点での評価が可能に。参加する学生の質の向上を実感。 ・手法として「書類」と「動画」は一定作り込みができてしまう課題感を持つ中、真に優秀な学生を効率的に選抜するためのツールとして有効性を実感。

スコアとスキルが相関する、次世代の評価方法で新規人材を獲得。インターン選考業務の工数を削減し、生産性が向上した理由とは

ー導入のきっかけを教えてください。

これまでの選考において、インターンシップの選考ではエントリーシート(ES)と自己アピール動画の提出、本選考では同じくESと適性テスト、WEBテスト、そして面接を実施する形で進めていました。

これからの時代に合わせたニューノーマルな選考方法を模索していた際、全く新しい形で学生の能力を測ることが可能な「デザイン思考テスト」に出会い、導入をご相談させていただくことに。

本選考内に適性テストやWEBテストは取り入れていましたが、”テスト”という形式のものが増えすぎるとエントリーハードルが上がってしまうため、まずはインターンでの導入を決定。ESと動画ではガクチカ(学生時代に力を入れたこと)やキャラクターは分かるものの、肝心の能力が見れないことが問題でしたが可視化できるようになりました。

さらに、インターンのタイミングで企業理解が深く進んでいなくても、選考を通過できる可能性があるため、今までとは異なる学生層にもアプローチできる「デザイン思考テスト」は魅力的でした。

ー本導入における狙いはどのようなものでしたか。

自己PR動画で人物面を見ていますので、今回はその前のファーストステップでデザイン思考テストを導入し、より複合的に能力を測ることを狙いとしました。また、DX時代の潮流で我々広告業界のコンテンツにも変化がおきており、このフィールドに合わせて新規人材を確保できるよう、戦略的にこれまで少なかった「理系人材」にもターゲットを広げてアプローチを進めることにしました。

学部に関係なく、論理的思考の素質面や、研究の過程でPDCAを回しているかなど、新たな時代の広告業界に活用できる能力をデザイン思考テストで見出すことができると感じたからです。

デザイン思考テストで客観的かつ効率的な判断へ。

選抜された学生のディスカッション力の高さに驚きも

ー導入形式を教えてください。

弊社では夏と冬に主なインターン機会を設けており、これまではまずES選考、通過した方は自己PR動画の提出、そして合格という流れで実施していました。このES部分をデザイン思考テストの受検に置き換える形で実施しました。

一次選考での導入は、ESや動画では見ることができなかったデザイン思考力の評価ができるようになり、多くの学生の中からインターン生としての素質を見極める判断材料として非常に有効でした。

ESだけではポテンシャルを発揮できない学生もいますので、デザイン思考スコアが一つの判断材料となったことで、本来の能力を見極められるような安心感もありました。

ー結果はいかがでしたでしょうか?

ES選考はどうしても選考する側の主観による判断になってしまいがちですが、スコアをもとに選考が進められる点は、納得感と客観性が増しました。また、デザイン思考テストのスコアと、実際にインターンに参加した学生の能力の高さに相関がある実感がありました。

面白いと感じたのは、デザイン思考テストで判断される「創造力」と「評価力」の2点について、両者が高いと「共感力や協調性の高さ」に繋がるということです。

実際に担当者の方から伺っていましたが、スコアの高い学生同士によるグループワークでは、ディスカッションの質が高いと感じました。自身の意見を発信しつつも議論の進め方が生産的で、まずは一度相手の意見を受け入れた上で前向きなディスカッションをできる方が多く見られ、コミュニケーション力の高さを感じられた印象があります。

デザイン思考テストを取り入れることで参加者全体のディスカッションの質が向上したことを実感しています。

加えて、ESの読み込み作業が削減できたことで、選考の工数が削減され業務の効率化にも大きく効果がありました。

スコアが導く信頼と納得感のある採用を目指して

ー最後に、全体の感想を教えてください。

導入時は、契約面・個人情報を含む情報のやりとり・社内システムへの新規ツール導入面など、様々なハードルもあったのですが、そういった部分に対しVISITSさんは柔軟に対応していただき助かりました。

今後期待したい部分としては、デザイン思考テスト内への新たな指標ができることです。新指標と既存指標を掛け合わせることで係数も増え、新たな側面の評価にも繋がり、学生とのマッチング度も上がるのではと考えています。

選考業務の工数削減はもちろんのこと、実際に来てくださった学生の質の高さを含め、効果が実感できましたので、今後も引き続きインターンシップの一次選考で活用させていただく予定です。

今後も独自の採用フローや基準を検討しながら、活用方法を模索していきたいです。

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